
🏮 初午祭
はつうまさい
鹿児島県霧島市(鹿児島神宮) · 旧暦正月18日の次の日曜日
伝統芸能
鹿児島県霧島市の鹿児島神宮で開催される初午祭は、全国の稲荷神社で行われる初午祭とは異なり、「鈴かけ馬踊り」で知られる地方色豊かな祭りです。旧暦正月18日の次の日曜日に行われ、例年10万人以上の観光客が訪れます。 由来は室町時代にさかのぼり、当時の領主・島津貴久が鹿児島神宮の改築を監督していた際、馬頭観音が夢枕に立ったのがきっかけとされています。神官や僧・日秀も同じ夢を見たことから、獅子尾丘に正福院観音堂が建てられ、夢を見た旧暦1月18日が縁日として定められました。 祭の見どころは「鈴かけ馬踊り」です。地元有志が用意した約20頭の馬に、鈴の連なった胸飾りや花・錦で飾った鞍をつけ、鐘や太鼓、三味線の音楽に合わせて足踏みさせ、馬が踊るように見せます。馬の後ろには数十名の踊り連が続き参道を練り歩き、昔は馬の健康や農作物の豊穣を願う行事でしたが、現代では商売繁盛や厄払いの意味合いも持っています。この風習は「薩摩の馬踊りの習俗」として、2002年に国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財に選択されました。
